視察二日目。伊那市内をまわりました。
ご紹介したいことはたくさんありますが、
伊那市と新宿区が協力して実施している
地球環境保全に関する取り組みについてお伝えします。
本日は、「新宿の森」へ視察へ行きました。
伊那市と新宿区が友好都市であるため、
伊那市内ではありますが「新宿」という名前がついています。
職員の方に新宿の森に関するご説明をいただきました。
新宿区は、区内における地球温暖化対策事業に加えて、独自の効果的な対策として区外の森林保全を通じて温室効果ガス削減を図るため、3つの自治体(長野県伊那市、群馬県沼田市、東京都あきる野市)と地球環境の保全に関する協定を結び、各自治体の森林において植林や間伐などの森林整備を実施してます。
整備した森林は「新宿の森」と呼称し、区民、地元住民が参加する植林、下草刈り等の森林整備体験イベントを開催し、地球温暖化対策の普及啓発、地域間交流、自然体験学習の場として活用しています。
森林整備に伴い吸収される二酸化炭素量は、認証を受け、区内で排出される二酸化炭素量と相殺(カーボン・オフセット)しています。
間伐などの森林整備を実施することで、
日当たりを改善し、木の成長が促進され、
結果としてCO2の削減につながります。
新宿の森は、自治体としてカーボン・オフセットに取り組んだ全国初の事例です。
平成26年度は、間伐費用として1,350万円の歳出があり、
CO2は447.2t削減することができたとのことです。
また、単にCO2を削減するだけでなく、
新宿区内の小学生を対象とした森林体験にも活用されています。
森林体験で子どもたちは木工細工に取り組んだ痕跡として、
周囲に木の破片が落ちていました↓
大きさを整え、穴をあける加工が施されているところを見ると、
木のブローチを作成していたようですね^^
他にも新宿区で生まれた赤ちゃんに、
伊那市の職人が作った木工品を誕生祝い品としてプレゼントする
という事業を行っています。
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伊那市は桜が有名な街ですが、
今のシーズンは市内のいたるところで美しい紅葉を見ることができます^^
昨日に引き続き本日も視察に同行していただき
街のことを丁寧に解説をしていただいた
伊那市役所、伊那市議会の皆様、ありがとうございました!
明日は「若者のつどい」というイベントにこっそり参加してきます↓
★★若者のつどい2015を開催します★★めぐりあい「夢」をカタチに
それでは良い週末を。