町田市の鶴川にある自由民権資料館へ二度目の社会科見学。今回はプロフェッショナルによる解説付きでより理解が深まりました。
本日は、さらに深く学んだ自由民権運動についての情報を共有いたします!
議員は歴史を勉強しているのか
そもそも自由民権運動とは一体なんでしょうか?
自由民権運動(じゆうみんけんうんどう)とは、明治時代の日本において行われた政治運動・社会運動。
従来の通説では1874年(明治7年)の民撰議院設立建白書の提出を契機に始まったとされる。それ以降薩長藩閥政府による政治に対して、憲法の制定、議会の開設、地租の軽減、不平等条約改正の阻止、言論の自由や集会の自由の保障などの要求を掲げ、1890年(明治23年)の帝国議会開設頃まで続いた。(WIkipedia)
政府にすべてを任せず、国会や憲法を作り自由な世の中にしていこうよ!
ということですね。
特に議員や候補者は国会や憲法がなぜ必要だったのか歴史を学び、仕事の本質を知ることがマストであると思います。
しかし、私も含めて一般の人は学ぶ機会がなかったり、誤った理解をしてしまっているのではないでしょうか。
ポイントとしては、
国会ができる前の話なので、
県議など地方議員の活躍により自由民権運動が推し進められました。
おそらくみなさんの生まれた地にも偉大な地方議員がいらっしゃり、活動を推進されていてのではないでしょうか。
しかし、地方議員の活躍を学ぶ機会はほとんど存在せず、
学校で学ぶのは常に
〜総理大臣が〜をした
という話になってしまいます。
あくまで、中央集権の歴史が中心なので、このような活動は、反乱になってしまうのです。
このように偏った歴史教育などの背景もあり、
一般的には理解が浸透していないのが現状でしょう。
結果として昨今も話題が絶えませんが、
本来存在すべき目的から逸脱した行動をされている議員が出てきてしまっているのではないかと思います。
そのためには、有権者が歴史を理解し、常に厳しい監視をすることが求められます。
特に自由民権運動の中心は地方なので、
ぜひ、地方議員の皆さまはこういった背景を学ばれ、地方分権など推進していただければと思います。
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偏った教育がもたらす影響が大きいです。
結果的にこれらの背景を理解していない人が議員になってしまっているようでは、
政治腐敗が起きてしまうのは当然だと思います。
僕もこれまで背景を理解してこなかったことを反省し、
今後も引き続き学ぶ必要があると感じております。
自由民権運動とは150年ほど前の話ですが、
自由な権利を勝ち取る姿勢など、よっぽど今よりも先進的に感じます。
今当時とまったく同じような気持ちで動く議員が出てくれば、
おそらく今よりも豊かな社会になるのではないでしょうか。
最後に、自由民権資料館へ行ったことのある議員はそれほど多くないと思います。
しかし、このような背景があることを議員の皆さま(特に地方議員)が理解して、本来の目的を踏まえた活動をしなければなりません。
まだ行ったことのない議員や候補者の方は足を運んでみると良いのではないでしょうか。