行政の言いなりになるのか!?新宿区自治基本条例検証会議の進行とは

siryo本日は新宿区自治基本条例検証会議でした。

まずは写真にあるように、

到着すると凄まじい量の資料が机にどさっと。。

本日、情報公開関連のテーマも扱ったということもあり、
アンケートの結果やら、広報誌やら、

中にはFacebookやTwitterの画面キャプチャなどもありました。

ほとんどがオンライン上でPDFとして公開されているものなので、
メールでリンクをいただく形だと助かるとお伝えいたしました。。

ちなみに傍聴されている方は、
私が確認したところ2名いらっしゃいました。

当然ながら若い人の参加はゼロです!!

午後2時というのド昼間だときついですよね。

 

さて、そろそろ本題の

会議がどうだったかという話に移ろうと思います。

本来は新宿区自治基本条例に基づき諸制度に関する検証を行うはずですが、、、

当初の予定通りに進行することはありませんでした。

そこには、

行政が開催する会議という特性から、
大きな課題が存在したのでした。

新宿区政の事例から、
行政が催す会議の特長について見ていきたいと思います!

行政の会議はアリバイ作りになりかねないという問題

本日開催された会議の進行ですが、

円滑な会議をするためというのもあると思いますが、
議論する内容、参考とする資料などがマニュアル的に決まっているんです。

それに対して質疑応答をしながら検証していくという進行になっています。

例えば、

以下の写真のような資料を新宿区職員の方が読み上げてくださるような形式です。

page

例えばアンケートモニターに関してざっくりまとめると、

新宿区自治基本条例の条文に基づき、
区政参加やニーズの的確な把握をするためにアンケート調査の頻度や登録者数などを増やすということで対応をバリバリやっていってるぜ!

というような感じです。

パッと見たときは、
あまりネガティブな印象は受けないですね。
(この辺の情報開示の秀逸さに関してはまた明日のブログで記載を予定しておりますのでひとまず保留。)

 

さてさて、新宿区自治基本条例にも記載をされている

区政に参加する権利や、区民のニーズを把握するということですが、

新宿区が選んできた事例のみで検証をすることは難しいと思います

まず、会議の進行をどうしようという相談をする機会が一切ありませんでした。

この流れだと良い感じの資料が出てきて、

限られた時間しかないのでさらっと質疑応答が終わって

 

評価もそんなに悪い方向へはいかない

ですよね。

ということで、

進行を牛耳られてしまうと、

あくまでアリバイ作り程度の会議ということで終わってしまう危険がございます。

 

せっかく区民が参加をしているのに、

区民の意見が反映されるような会議になるとは到底思えませんでした。

 

会議に参加された方の何人かはこのような意識を持たれていたようで、

議論が活発になり、

今後は想定していたような進行から外れる可能性もでてきました。

ということで次回以降は議論の方法に関しても改善を促していきたいと思います。

本日垣間見たのは、小さな会議の一事例ですが、

おそらく行政ではこのようなアリバイ作りに近い一方通行に近い形で形式的な会議をしているのではないかと疑いを持ってしまいました。

若年層は僕しかいなかったので、
他の委員の倍くらいは意見を言おうと思ってバンバン質問をしてきました!

若者という立場から今回のテーマを更に絞り、

・若者の区政に参加する権利
・若者の意見把握
・若者への説明責任

ということで、課題や意見を発表させていただきました。

また次以降のテーマとしてお話いたしますので引き続きよろしくお願いいたします!

ABOUTこの記事をかいた人

伊藤 陽平

新宿区議会議員(無所属) / 1987年生まれ / 早稲田大学招聘研究員 / グリーンバード新宿チームリーダー / Code for Shinjuku代表 / JPYC株式会社