駅から少し離れていも放置自転車約200台以上…自治体による対策はポイ捨て問題と重なるか

こんばんは。新宿区議会議員の伊藤陽平です。

本日は、新宿区の住民の方から、
「特別区道に放置自転車が大量にあるエリアがある。」
と情報提供をいただき、調査を行いました。

自転車について過去のブログはこちら↓
自転車シェアリング事業のコスト圧縮方法、そして黒字化までの道

新宿区内は電車での移動が非常に便利ですが、特に通勤の時間には大変混雑しています。
そのため、私は登庁の際に自転車を利用することも多いです。

新宿区自転車等の適正利用の推進及び自転車等駐輪場の整備に関する条例があります。
まず、条例によると放置自転車の定義は以下のようになっています。

自転車等の利用者又は所有者(以下「利用者等」という。)が、自転車等駐輪場その他の自転車等を置くことを認められた場所以外の公共の場所において、当該自転車等から離れて直ちに移動することができない状態をいう。

また、新宿区には「新宿区自転車等の利用と駐輪対策に関する総合計画」があります。

新宿区自転車等の利用と駐輪対策に関する総合計画 (改定版)PDF

前総合計画を策定した平成 10 年頃と比較し、駅周辺以外においても放置自転車等の増加や 自転車等の利用マナーに関する問題が深刻化している現状を踏まえ、区内全域を計画対象区域とします。
計画対象区域の中でも、特に放置自転車等が著しく問題化している区域については、駐輪場等の設置、放置禁止区域の指定、撤去活動の実施といった放置自転車等を削減するためのハード・ソフトの施策の組み合わせにより、重点的に対策を推進します。

放置自転車が多いと情報提供をいただいたエリアは、駅から少し離れてはいますが、西新宿の超高層オフィスビルの周辺でした。

放置禁止区域ではありませんが、新宿区の他の場所と比べ、重点的に対応をされているそうです。
1週間に1度程度は巡回されているそうですが、本日はたまたま指導員の方がいらっしゃいました。

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まずは、警告を行うことで、この場所に駐輪してはいけないということを通知することが大切です。

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私も本日は放置自転車があるという現地へ足を運び、近隣住民の方と一緒に、エリアごとに自転車の台数をカウントしました。
オフィスビルに面する短い特別区道ですが、なんとここだけで96台もの自転車が。
周辺エリアまで調査すると200台以上の自転車が確認できました。

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少し離れていますが、近くの80台以上収容できる駐輪場はガラガラ。

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新宿区も建物の管理会社に駐輪場の活用と周知をお願いしているようですが、そう簡単にはいきません。

こちらは西新宿駅前です。

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有料でも駐輪場が整備されている場所は、非常に綺麗でした。

放置自転車は、様々な理由で生まれます。
自転車の利用者はコンビニや飲食店の客、あるいはオフィスビルにやってきたビジネスマンなど様々ですが、誰もが目的地のすぐそばに駐輪したいものです。

そう言えば、ゴミのポイ捨て問題と似ていますね。
まず、定期的にデータを取り重点地域を調べること。
本日も実地で台数のカウントを行いましたが、もっと素早く楽にできる方法がないかなとは思いました。

以前も人工知能でゴミのポイ捨て量を定量化するというサービスをご紹介しました。

過去のブログはこちら↓
ゴミ箱設置場所でポイ捨ては増える、減る?ゴミの量を数値化し正しいアクションへ

自転車の台数のカウント後は、人の手によって地図上に台数が書き込まれていました。
ポイ捨てと同様に、今後は人工知能の活用でデータの取得が効率化できる可能性もあるでしょう。
相性の良いベンチャー企業などを巻き込みながら対策を行っていくことも検討が必要です。

また、放置自転車がある場所は明らかに特定の場所に偏っているため、その箇所だけでも様々な検討をした後に駐輪場を設置する必要があります。
現在も民間事業者による有料の駐輪場を推進していますが、利用料は2時間まで無料で、利益を出すことが極めて難しいビジネスモデルだと言えます。
公益性を重視した価格設定ですが、都市部で利便性の高い場所であれば、駐輪したいニーズは非常に高いと思われます。
そこで、駐車場のように料金を値上げする方法も検討すべきでしょう。

自動車に比べて自転車対策は甘いと言うご意見もあります。
そして、罰金(過料)があれば、減らすことができるかもしれないとのご意見もあります。
様々なアプローチがありますが、まずは既存事業の範囲内で見直すところから始めたいと考えています。

また、現実的な放置自転車対策について、ご意見があれば、ぜひお聞かせいただければと思います^^

放置自転車としてネガティブな扱いを受けることもありますが、エコで健康的な自転車を利用される方が増えることは、ポジティブに捉えています。
自転車を利用される際には、歩行者優先で交通ルールを守り、気持ちよく利用いただけるよう、新宿区としても啓発が必要です。

ルールを守って、新宿区内のサイクリングを楽しんでいただければと思います。

それでは本日はこの辺で。

ABOUTこの記事をかいた人

伊藤 陽平

ベンチャー×政治。30歳最年少新宿区議会議員。無所属1人会派Startup SHINJUKUで子ども・若者のために奮闘中。365日ブロガー。機械学習。日本初のAI議員。ネット選挙。元学生起業家、楽器演奏。表現の自由。オタクとまちづくり。グリーンバード新宿。落合で妻と2人暮らし。