足立区は後藤なみさん。福祉のスペシャリストは、妊娠しても都政を変える

こんばんは。新宿区議会議員の伊藤陽平です。

本日は、足立区から都政に挑戦される後藤なみさんのイベントへ。

後藤なみさんのホームページはこちらです。
後藤なみ(足立区担当) Official Site

会場には多くの方が集まり、大盛況でした。

まず、おときた駿都議から応援メッセージがありました。
若くて発想が豊かなお二人ですが、北区と足立区はお隣ということもあり、連携することで大きな改革が成し遂げられるのではないかと期待しています。


また、小池都知事、若狭勝衆議院議員からも激励がありました。

さて、後藤なみさんは、現在30歳で都政に挑戦される女性です。
これまでは、1000を超える介護施設での現場経験を持ち、高齢者福祉のスペシャリストとしてご活躍されてきました。
民間でお仕事をされている中で現場と制度のギャップを感じられてきたそうです。
誰かが動くのを待っているのではなく、自分が動きたいということで、都政に挑戦されることになりました。

政治家になる場合、地盤、看板(組織の認知度)、鞄(お金)などのバックグラウンドが必要になります。
後藤なみさんのような地盤、看板、鞄を持たない、民間にいらっしゃる方が政治家を目指すには、大きなハードルがありました。

しかし、民間とはかけ離れた感覚で都政運営が行われてきたからこそ、無駄遣いが起きてしまっていました。
これからは、現場のニーズを踏まえた上で、利益を生み出す民間企業と同じような経営感覚での都政運営が求められます。

さて、後藤なみさんといえば、こちらの記事がネット上でも話題となりました。

「私は、産みます」。妊娠5カ月で街頭に立つ。都議選と出産に挑む、”普通の30歳”

事実を発表する際に否定的なコメントも覚悟されてのことでしたが、ネガティブなご意見もたくさんありました。
もちろん考え方はそれぞれだと思います。
しかし、女性が妊娠や出産を理由に何かを諦めてしまうというのは、本当に良いことなのでしょうか。
そもそも、男性が仕事を続けてこれた場合は、家庭で女性に負担がかかっていたとも考えられます。

今の時代であれば、議員報酬のあり方について検討するなど、様々な対処法があると思います。
例えば、筆談議員こと斉藤りえ北区議が当選された際にも、パソコンを用いてコミュニケーションが取れるよう環境が整備されるなど、北区議会が大きく変わりました。
新たな政治家が誕生することで、議論のきっかけが生まれるものです。

そして、最後は有権者が決めることになります。
もし明らかに悪いことをしていれば、ネガティブなコメントが拡散することでダメージになりますが、今回の件は逆に認知度向上になります。
何も悪いことはしていませんし、臆せず情報発信を行なっていただければと思います。

普通の30歳と書かれていますが、ご本人が謙遜されてあまり語らないだけで、民間企業で大きな実績を残されていますし、明らかにただ者ではありません。
それは、政治経験がなくても、本日のイベントのように多くの人を巻き込んでしまう力を見れば明らかです。

専門分野が高齢者福祉ということですが、小池百合子都知事もおっしゃっていたように、新たな社会保障のあり方など、しがらみのない立場でしか取り組めないテーマもあると思います。

民間での現場経験や専門知識を活かして、政策本位で都政を変えていかれることでしょう。

最後になりますが、後藤なみさんのホームページはこちらになります。
後藤なみ(足立区担当) Official Site

それでは本日はこの辺で。

ABOUTこの記事をかいた人

伊藤 陽平

新宿区議会議員(無所属) / 1987年生まれ / 早稲田大学招聘研究員 / グリーンバード新宿チームリーダー / Code for Shinjuku代表 / JPYC株式会社