ほとんどスマホで完結。議員こそテレワークに挑戦して政策に反映を

こんばんは。新宿区議会議員の伊藤陽平です。

本日はテレワーク・デイでした。

テレワーク・デイ|働く、を変える日|2017.07.24

テレワークは、ICTを活用することにより、在宅やサテライトオフィス、モバイルワーク等、場所にとらわれず仕事ができるため、生産性の向上やライフ・ワーク・バランスの観点からも注目されています。

メディアでも、デスクに社員がいない会社の写真などがアップされていました。

また、当ブログでご紹介させていただいたこともあるベンチャー企業のオリィ研究所では、なんとロボットによるテレワークが行われていました。

私も学生時代から独立し、在宅やコワーキングスペース等で仕事をした経験があります。
ブラウザがあれば大抵のことができるもので、チャットワークでコミュニケーション、Google Docsでドキュメント作成、Cloud9でコードを管理、そしてマネーフォワードで請求書を発行したり決算書まで作成できてしまいます。

もちろん情報通信業は特に相性が良いのですが、議員も同じくテレワークに挑戦しやすい仕事の一つです。
私の場合、議員になった時から、固定費や政務活動費のあり方を検討し、事務所は借りない方針でやってきました。
そのため、区役所、コワーキングスペース、在宅と、様々な場所が事務所になります。
そして、スマホがあれば効率よく対応できる、仕事も多いです。
実際に区民相談もSNSやメッセンジャー、あるいはメールで対応させていただき、議会質問の原稿はスマホで書くこともよくあります。
また、365日ブログを更新することは大変ですが、記事はわずかな時間でも移動中にスマホを取り出して書くことができます。

iPhoneがあれば事務所と同じように仕事できる環境ですが、もちろん、パソコンが利用できる時は積極的に利用します。
Appleのメモアプリを利用していますが、iPhoneで書いた原稿をリアルタイムでMacやiPadへ同期できるので、大変助かっています。

視察など現場へ足を運ぶことが必要なこともありますし、対面での打ち合わせで良い議論ができることもあります。
こうした価値を認めた上で、ICTの活用で仕事を最大限効率化し、リアルでしか得られない仕事に集中することが望ましいと考えています。

スマホをお持ちの議員は、自然とテレワークの要素が取り入れられ、多くの方は無意識に実践されていることだと思います。
テレワークを実践した政治家の次のステップは、政策として反映させていくことです。
特に子育てなど、様々な分野での議論を行う際にも新しい働き方を理解することが必要です。
例えば待機児童の問題に関しても、ただ保育園を増やせば解決とはいきません。
多様な働き方と将来世代に過度な負担をかけないことを前提に、誰もが安心して子育てができる制度へとブラッシュアップすることが必要です。

東京都では、テレワーク、フレックスタイムなど働き方の見直しを積極的に行なっています。

7月24日「都庁テレワーク・デイ」を実施|東京都

職員のライフ・ワーク・バランスや残業代の観点からも働き方を見直すことの必要性を議会で訴えてきましたが、新宿区においても都政の力で一部実現することになりました。

1時間早く出勤し早帰り!職員もオフピーク通勤で満員電車を避ける働き方

民間企業では、行政よりも先進的な働き方がすでに行われています。
まだまだ行政は遅れてしまっていると感じていますので、民間による最新の事例を研究しながら、区民の利益に還元できるかたちで提言を続けてまいります。

それでは本日はこの辺で。

ABOUTこの記事をかいた人

伊藤 陽平

新宿区議会議員(無所属) / 1987年生まれ / 早稲田大学招聘研究員 / グリーンバード新宿チームリーダー / Code for Shinjuku代表 / JPYC株式会社