こんばんは。新宿区議会議員の伊藤陽平です。
本日は、ギャンブル依存症対策地方議員連盟の忘年会へ。
ギャンブル依存症が国政で議論されています。
一方で地方議会では、議事録を検索しても一度も「ギャンブル依存症」という単語が出てきていないことも珍しくありません。
IRのみならず、パチンコ等まで対象にすると、各自治体でも課題があるはずです。
そこで、地方議員による議連を結成し、勉強会を複数回行い、ガイドブックとしてまとめることで、政策提言に活かしてきました。
今年のマニフェスト大賞でもノミネートされています。
ギャンブル依存症対策地方議員連盟
【党派を超え、カジノの賛否を超え、立場にとらわれない議論】。地方自治の本旨である「住民の福祉の増進」のためにギャンブル依存症対策は必要だとの認識を共有しながら地方議員がギャンブル依存症対策に取り組む議論の土台とした。提言書は、ギャンブル依存症について、地方議員が対策を講じる際のガイドブックを目指して制作した。
詳しくはこちら。
私も少し前ですが、10月の予算特別委員会でギャンブル依存症に関する議論をさせていただいたので、ご報告させていただきます。
区への相談については、背景にギャンブルが関係していたり入り口がギャンブルであっても、別の問題を抱えている場合もあります。
そのため、部署にとらわれず柔軟な対応が求められます。
現状の相談窓口としての認識について、質疑をさせていただきました。
ギャンブルに関する相談は、区として対応をしています。
現状は、平成28年度には3名から合計9回の相談があったことをご説明をいただきました。
さらに相談しやすい体制をつくることが大切で、新宿区としても相談を受けていることをさらに周知を行うべきです。
また、予防、介入、社会復帰の重要性、研修の充実、民間や警察等との連携など、要望をさせていただきました。
現在も中部総合精神保健センターとの連携を行なってますが、今後は民間や専門性の高いクリニックとの連携強化が必要です。
以前も代表質問させていただいた、依存症教育でゲームのみならずギャンブルのリスクを伝えることを含めて、今後も取り組んでまいります。
新宿区議会では自公を含め他の会派からも、「ギャンブル依存症」という言葉が出てきたことは大変良い傾向です。
考え方は様々ですが、発言回数が増えることによって、区役所も情報収集を行うなど情報の流れが加速し、さらに議事録に区の見解を残すことで政策を前に進めることにもつながります。
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私の力ではありませんが、子ども家庭部が動いてくださり、新宿区でギャンブル依存症に関するイベントが開催されることになりました!
日時 1月24日(水)13時30分〜16時
会場 矯風会館
講師 田中紀子さん(一般社団法人ギャンブル依存症を考える会代表)
体験談 GAメンバー
定員 50名
下記のチラシをご参考に。
平日の日中ですが、ぜひ足をお運びいただければと思います。
イベントの開催は小さな取り組みですが、自治体レベルでは大きな一歩を踏み出したと考えています。
それでは本日はこの辺で。