新宿区立中学校の制服が平均より1万円程度高い場合も。ネット通販や制服等の自由化など検討を

こんばんは。新宿区議会議員の伊藤陽平です。

第三回定例会では、中学校の制服について質問します。
中学校に進学する場合、制服、Yシャツ、鞄等を地域のお店から購入することになります。
しかし、その価格は学校ごとに大きな差があります。
実際に制服等をそろえるためには、平均約7万円程度かかります。
しかし、1万円ほど高く約8万円かかる中学校もあります。

もちろん、制服や鞄等は決して安くないため、経済的な支援は必要で、新宿区では就学援助事業等により対応が行われています。
新宿区立の公立中学校で明らかな価格差が出てしまうことは問題だと考えています。
なぜなら、新規参入が難しい事業だからです。
入札ではありませんが、制服を販売する企業がごく一部に限られ、競争原理が働きにくい状況下にあり、価格が高騰する可能性も考えられます。

ただ、少子高齢化のためお店側も価格を上げざるを得ない状況は、当然のことだと思います。
そこで、新たな形式で事業者の参入を認めることが大切です。
例えば、店舗を持たない通販形式での制服販売が今後登場する可能性はあります。
その場合、固定費の削減により価格が低下することになるでしょう。
次の定例会では、制服の販売に関して教育委員会の見解を明らかにできればと思います。

また、性的マイノリティに配慮し、制服を男女問わず選べる取り組みが行われています。
制服は丈夫で長持ちするためコストパフォーマンスが良いという考えもありますが、指定の制服や鞄自体をなくし、自由に選択できる環境をつくることも効果的だと考えています。

地域の方から学校に関連するご意見をいただくことは多いです。
ただ待っているだけではなく、インターネットを活用し、学校に関する問題を投稿をされている方に、こちらからお声がけをすることもあります。
今回は、小中学校関連の議論が中心になりそうですが、区民と対話しながら区政を前に進められるよう努力いたします。

それでは本日はこの辺で。

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伊藤 陽平

新宿区議会議員(無所属) / 1987年生まれ / 早稲田大学招聘研究員 / グリーンバード新宿チームリーダー / Code for Shinjuku代表 / JPYC株式会社