【東大卒、野村證券、自由党】野党6党支持の新人「のざわ哲夫候補」政策早わかり・街頭演説

こんばんは。新宿区議会議員の伊藤陽平です。

新宿区長選挙の3日目の本日は、雨でした。
金曜日も雨の予報ですが、投票日は晴れてほしいですね。

本日から、候補者の街頭演説を書き起こしした記事をお届けします。
演説は10分程度の短い時間ですが、最初から最後まで聞いていると、想いや政策についてわかりやすく網羅されているため、候補者のことを知るためにも大変有効だと考えております。
昨日もネット討論会も拝見しましたが、街頭演説と共通する内容でした。

今回は新人「のざわ哲夫候補」の街頭演説をご紹介させていただきます。
私も現職議員なので、議会で取り組んできた案件については説明させていただくことで、参考になるのではと考えています。
区長答弁も確認することで、のざわ候補との違いも明確になるのではと考えています。

まずは、候補者のプロフィールをご紹介させていただきます。
のざわ候補の最終学歴は、東京大学経済学部卒業です。
野村證券へ入社され、19年勤務された後、経営コンサルティング会社の経営者となりました。
そして、自由党東京1区支部長として政治活動に取り組まれてきました。

のざわ哲夫候補

推薦・支持

みんなが輝くまち新宿をつくる会推薦
立憲民主党、日本共産党、自由党、社民党、新社会党、緑の党支持

ホームページ

SNS

ポスター

事務所

東京都新宿区若松町15−6

それでは、街頭演説の書き起こしをご覧ください。

自民党に失望し、野党から明日の生活に希望がもてる新宿を実現したい

私は、市民と区民と野党統一の新宿区長候補、野沢哲夫と申します。野党6党から支持を、玉城デニー沖縄県知事から推薦をいただいております。
大学を卒業して野村證券に19年働きました。その後、経営コンサルティング会社を経営しております。52歳、新宿区矢来町に住んでおります。
この新宿区長選を全力で戦い、必ず勝ち抜きます。みなさんよろしくお願い申し上げます。

私がこの新宿区長選挙に立候補いたしましたのは、新宿区民を誰ひとり取り残すことなく、明日の生活に安心で将来に希望がもてる新宿を実現したいからです。

私は元自民党員でした。自民党政経塾にも通わせていただきました。そこで教えていただいたのは、政策は官僚がつくること、政治家の仕事は選挙に勝つことということです。大変失望いたしまして、自民党をやめました。

私にとっての分岐点は2年前です。私の母は認知症でしたが、一人で住んでいました。ある日突然倒れて、救急車で運ばれました。1ヶ月で意識不明で亡くなりました。高齢者施設に入っていればもっと長生きできたのに、なぜ私はもっと寄りそえなかったのか、本当に後悔いたしました。高齢者の方を絶対に一人にしていけない。困った方に光をあてる政治を行うことが大切だと心から思います。

自由党東京1区総支部長として、新宿区で活動させていただくなかで、日々の生活に疲れ、政治どころではない、声をあげられない方が多くいらっしゃることに気づいております。現在の新宿区政は、そのような方々の声を聞く政治をしているのでしょうか。私はそうではないと思います。政治は、強い方のためだけにあるのではありません。弱い方が将来に希望がもてる社会を実現するためにあるのが、政治だと思います。

自由、多様性、文化を大切にする新宿区政へ

自由と多様性と文化を大切にする新宿区を取り戻したいです。前回の区長は、65歳以上の方の名簿を、52%が拒否をしたにもかかわらず警察に提供してしまいました。私が区長になりましたら、ただちに中止します。新宿区民のプライバシーを大切にする新宿区政を取り戻します。
そして、区立公園のデモ使用規制問題、第二弁護士会の会長が憲法21条違反という声明を出したにもかかわらず、8月1日に強行しました。規制すべきはデモではなく、ヘイトスピーチだと考えます。私が区長になりましたら、白紙撤回いたします。もっと自由に表現できる新宿を取り戻します。

そして、漱石山房記念館でお借りした夏目漱石の資料を、新宿区はなくしてしまいました。大問題です。私が区長になりましたら、第三者委員会を設置し、なぜそのようなことが起きたのか、二度と起こらないためにはどうしたら良いか、真相究明と再発防止を必ずいたします。文化を大切にする新宿区を実現いたします。

今のアベノミクスで、一部の方が大変儲けています。ただ、庶民の方は大変苦しいです。この新宿区には非常に豊かな財政があります。積立金は469億円あります。その豊な区財政の使い方を変えましたら、新宿区にお住いのみなさま一人残らず、明日の生活に安心し、将来に希望がもてる新宿区を必ず実現できます。

政策は子育て・教育から高齢者福祉まで

他にも様々な政策を持っています。来年の夏までに区立小中学校すべてにエアコンを設置します。30館中24館で定員オーバーの学童クラブを増設いたします。小中学校の給食を無償化いたします。

介護の問題も大切です。現在特別養護老人ホームは、700人の方が順番待ちで入れません。0人にしなければなりません。特別養護老人ホームの計画的な増設を行います。介護サービスの質を低下してはいけません。介護のお仕事をされる方の待遇改善を実現します。
国民健康保険料が非常に高いというお声があります。現在の区長は4年後に25%アップ1.25倍を予定しています。お隣の千代田区は減額を行なっています。私は国民健康保険料の区民負担を軽減いたします。
新宿区は坂道が多いです。コミュニティバスを実現いたします。ご高齢の方にはシルバーパスを、お身体が不自由な方には割引をいたします。

そして、働きやすい新宿区にしたいです。公契約条例を早期に実現し、新宿区が委託する会社の時給を1,500円に引き上げます。

政治は生活だと思っています。新宿区民の生活が第一の政治をしたいです。みなさまの声を区政に反映する政治がしたいです。誰ひとりとして取り残すことなく、明日の生活に安心希望を持ち、みなさまの声を区政に反映する、政策を実現する政治を行います。
どうかのざわ哲夫をみなさまのために働かせてください。なんとしても勝ち抜かせてください。みなさまと一緒に新宿新時代をつくってまいりましょう。よろしくお願いいたします。

のざわ候補は、争点として「公園デモ規制」「警察への65歳以上の個人情報提供」を重点政策として訴えられています。
私もこの二つの案件について問題があると判断し、区議会で代表質問をさせていただきました。

住環境と表現の自由を両立。公園基準見直し(デモ規制)は住民の意思確認を

2018年10月3日

個人情報を警察に提供する事業は見直し、情報セキュリティは強化で攻めよう

2018年10月16日

街頭演説では一人でお話をされるため、現職吉住健一候補の考えはわかりません。
区長答弁もぜひ参考にしていただければ、現職と新人の違いが明確になります。

それでは本日はこの辺で。

ABOUTこの記事をかいた人

伊藤 陽平

新宿区議会議員(無所属) / 1987年生まれ / 早稲田大学招聘研究員 / グリーンバード新宿チームリーダー / Code for Shinjuku代表 / JPYC株式会社