こんばんは。新宿区議会議員の伊藤陽平です。
本日、渡瀬裕哉先生の「なぜ、成熟した民主主義は分断を生み出すのか ~アメリカから世界に拡散する格差と分断の構図」が発売されました。
なぜ、成熟した民主主義は分断を生み出すのか ~アメリカから世界に拡散する格差と分断の構図 | 渡瀬 裕哉 |本 | 通販 | Amazon
紀伊國屋書店新宿本店では、3Fの35国際政治コーナーにあります。
詳しい内容は、お読みいただければと思いますが、簡単にまとめとコメントを。
昨今の選挙でも、本来は多様であるはずの人々にレッテルを貼りつけて人を切り捨てたり(トランプ支持者は低学歴で貧困層など)、過剰にナショナリズムを煽ることがあります。
アイデンティティを分断することで、敵を作り出すことは、選挙においても効果的だと考えています。
また、概ね政策が一致しても、一つでも異なる物があれば、敵対視される可能性があります。
そのため、政策に触れることなく、イメージアップに力を注ぐ場合もあります。
これらの手法は、票としてまとめていく過程で合理的ではあります。
しかし、政治家やメディアが社会が分断されていると言っているだけで、多様な人々が存在します。
基礎自治体にも当てはまる部分もありますが、アイデンティティが多様であるという前提から政策を打ち出すことを両立する可能性が残っている場です。
渡瀬先生には、自由や多様性の大切さを教えていただいたことが、政治に挑戦するきっかけでした。
とても勉強になる一冊なので、ぜひお読みいただければと思います。
それでは本日はこの辺で。