学校指定品から児童生徒の個性尊重を

こんばんは。新宿区議会議員の伊藤陽平です。

学校指定品について質問しましたので、ご報告します。

平成30年第3回定例会で標準服経済的な負担について質問しました。
大きな負担を感じる方もいらっしゃいますし、学校によっては平均から1万円程度上振れていることもあったそうです。
インターネットや量販店等で安価に服が調達できるので、また子どもたちの個性を尊重することができるため、標準服は廃止、あるいは任意にすべきではないでしょうか。

先日、区民の方から、「小学生の帽子は不要、もし必要であれば家庭の負担ではなく、貸与か支給が必要ではないか」というご意見をいただきました。
また、すでに解決されていますが、「洗濯が間に合わず白いシャツを持参したところ、体育の授業に出られなかった」ということもありました。
服装は学校指定の体操着である必要性はないと思いますし、水着については、スイミングスクール等で使用しているもの、あるいは量販店で購入したものなど自由とした自治体もあるようです。
学校指定品自体が時代に合わず、ご家庭のご判断に任せるなど、抜本的な見直しが必要ではないでしょうか。

以下、質問と答弁です。

伊藤 標準服、帽子、体操着、水着等について、学校で指定するよう教育委員会で定めているのでしょうか。また、学校指定品を設けることは、過剰な介入にも思えますが、どのようにお考えでしょうか。
経済的負担の軽減のためにも、特定の店舗ではなくインターネットや量販店等での購入を認めていく必要があると考えています。教育委員会として学校に方針を示すことも必要と考えていますが、いかがでしょうか。

教育長 標準服等を含めた学用品は、学校が教育目的を実現していく過程において、児童・生徒が学習上または生活上の支障がないように各学校で定めているものであり、児童・生徒が安全に、安心して規則正しい生活を送っていく上で、各校が必要と判断したものを学校指定品として設けています。
また、学校指定品の中でも、中学校の標準服や体操着、小学校の帽子のように、学校ごとに色や形が決まっているものは、各校で購入店舗が指定されています。それ以外のものについては、学校が紹介する購入店舗に限らず、保護者が自由に購入することができます。
各学校の標準服等の取り扱いについては、各学校の校長の責任において、取扱等について取り決めるとともに、児童・生徒や保護者へお伝えしています。
今後も、教育委員会では、標準服等の学校指定品について、児童・生徒に配慮したものであるか、点検や見直し等を行ってまいります。

昔は、物品を調達するだけでも大変な負担であり、合理的だったのかもしれません。
昨今では、インターネットや量販店などの選択肢も増えてきたので、時代にあわなくなってきました。

また、昨今も制服や水着などの選択肢が増えてきましたが、児童生徒の個性を尊重するためにも、学校指定品を見直すことは必要です。

それでは本日はこの辺で。

ABOUTこの記事をかいた人

伊藤 陽平

新宿区議会議員(無所属) / 1987年生まれ / 早稲田大学招聘研究員 / グリーンバード新宿チームリーダー / Code for Shinjuku代表 / JPYC株式会社