“テキスト”プログラミング教育に重点を

こんにちは、新宿区議会議員の伊藤陽平です。

本日、たぞえ麻友目黒区議会議員にお声がけをいただき、凸版印刷さんのオフィスで未来の教育やその取り組みについて超党派で学ぶ機会がありました。

松田孝先生と為田裕之先生にご講演をいただきました。
今は企業の代表としてご活躍ですが、以前は小学校の校長先生を務められており複数回お会いすることがありました。
プログラミング教育やSTEAM教育の第一人者であり、深い取り組みを感じることができました。

伝統的な教育モデルでの「自己調整力」の評価(内申点)は困難だという点も、非常に興味深かったです。
松田先生がお話されていたように、ICTの活用による自己評価支援は、今の時代に合った方法と言えます。

そしてお話を伺っていて驚いたのは、オンラインゲームを通じて、すでに子どもたちが自己調整力を高めているという事実です。
マインクラフトやフォートナイトなどでの活動こそが自己調整力であり、まさに時代の変化を感じさせられました。

未来の教育において、現実空間だけでなく「仮想空間」の活用が重要となる中、プログラミング教育の必要性はますます高まっています。
特に、テキストプログラムに重点を置くべきだとの考えには、私も強く共感しました。
小学校でもプログラミングが必修になりましたが、ビジュアルプログラミングと呼ばれる、コードを書かない教育が中心です。

2025年から大学入試共通テストでもテキストプログラミングが導入されますが、すでに実施されている模試では点数が低い傾向があるようです。
小学生のうちからプログラミングの経験をがあることが望ましいと思いました。

現在は、学校の端末からテキストプログラミングを行うサイトへのアクセスがブロックされていたり、子どもたちが学ぶことを制限されていました。
まずは、可能性を広げるためにサイトのアクセスを解禁することが大切です。
テキストプログラミングを指導できる教員が少ないことも課題ですが、子どもたちはコードを書きながら勝手に成長していくので、民間からきっかけ作りなどに力を入れて取り組みたいです。

為田先生からは、ICTを教育で活用する目的についてご説明がありました。
ICT活用のについて「興味喚起」「モチベーション喚起」「理解促進」「授業効率化」「進捗確認・理解度確認」「教材拡充」「表現手段拡充・思考手段拡充」「情報共有の拡充」「学習環境の拡充」の9つの類型があるとご説明いただきました。

私は現役のエンジニアとしても活動しており、先月も区内小学校でIchigoJamを活用したプログラミング体験を実施しました。
公教育におけるプログラミング教育の推進を、今後も引き続き積極的に進めていきたいと考えています。

それでは本日はこの辺で。

ABOUTこの記事をかいた人

伊藤 陽平

新宿区議会議員(無所属) / 1987年生まれ / 早稲田大学招聘研究員 / グリーンバード新宿チームリーダー / Code for Shinjuku代表 / JPYC株式会社