自治体は固定性配列、議会で貸借対照表を認定すべき!

こんばんは。新宿区議会議員の伊藤陽平です。

新宿区の貸借対照表を見ると、流動資産より固定資産の方が上にきています。
これは、固定性配列と言って、土地や建物等の流動性の低い資産から配列する方法です。

企業会計では、現預金など流動性が高い資産から配列する流動性配列が基本です。
資格試験の問題集でも電力事業等の事業者等に限定されると書かれていました。
自治体では、特に固定資産の重要性が高いため、このようになっているのでしょう。

現在、決算委員会が行われていますが、企業会計とは異なる現金主義の決算書の認定を行います。
貸借対照表を含む最新の財務書類は令和4年度のもので、決算委員会の後に開示されることになります。

自治体経営において現金の管理も重要ですが、現金主義の決算書のみに基づいて決算を評価することは十分ではありません。
昨今では固定資産のマネジメントが必要であり、少なくとも貸借対照表は認定を行うべきと考えています。

昨今では、政治家の会計リテラシーについてネットで話題になることもありました。
私も勉強中ですが、数字に強く、経営手法を理解していることがより重要になってくると思います。
公共施設マネジメントに限らず、公会計を活かして、行財政改革を推進します。

それでは本日はこの辺で。