なぜ義務教育を終えた子供でも問題解決能力が身につかないのか?

kokuban本日の話題は僕が最も人生で力を入れたい教育分野!
結局のところ教育で世の中のすべてが決まるのではないでしょうか。

良い教育が良い社会をつくる!

本日もお伺いした弊社のお客様で最前線で教育問題に取り組まれている方がおりまして、
本日はその方に教わった「原体験」の重要性についてお伝えします。

教育カリキュラムに関する問題提起です。

なぜ義務教育を終えても問題解決能力が身につかないのか?

その一つには「原体験」の少なさです。

以下コトバンクからの引用

その人の思想が固まる前の経験で、以後の思想形成に大きな影響を与えたもの。

簡単に言うと、学校のカリキュラムで体験することは思想形成へのインパクトが少ないという話です。

例えば僕の小学校では芋掘り大会なるものがありました。

僕も当時は頑張って芋を掘りましたが、、、

なんと必ず芋を掘ることができていました!現実社会じゃそんなことはありえない。

この理由は明確で、 芋が掘れない児童を出さないような仕掛けになっているからですね。

学校では全員が一定のラインを越えられることが前提でカリキュラムが組まれています。

これでは、問題解決能力は身につくはずがありませんよね。

原体験を通じて子供時代にリスクセンスを養うこと

原則として学校教育では原体験につながるようなことも皆無。つまりリスクを伴うようなカリキュラムは皆無です。

なぜなら、

リスク=危険

という誤解があり、行政が責任を取りたくないというところもあるでしょう。

しかし、すべての行動がリスクであり、リスクセンスを養うことが最も重要です。

例えば今日も就職活動の時に親は子供に公務員になってほしいと感じ、ベンチャーには一番行ってほしくない的な記事がありましたが、

大企業に入ったとしても倒産のリスクがあることはご承知だと思います。

現時点ではおそらく最も安定している職業と考えられている親からの支持率NO.1の公務員でさえも、これだけ財政を逼迫している状況なので、 公務員制度改革が起きる可能性は極めて高く民間のような成果主義が導入される場合は今のまま安泰ということは言ってられなくなるでしょう。

日本の詰め込み教育は素晴らしい質だと思いますが、 リスクセンスがある子供は、自ら必要なことを学ぶようになり、その知識が社会に還元されるでしょう。

ABOUTこの記事をかいた人

伊藤 陽平

新宿区議会議員(無所属) / 1987年生まれ / 早稲田大学招聘研究員 / グリーンバード新宿チームリーダー / Code for Shinjuku代表 / JPYC株式会社