たまに非難されても日本は素晴らしい!ジャカルタへ「お掃除」が届いた話

本日もお掃除のお話です。

昨日こちらの記事を投稿させていただきました↓
isられようとも若者は来年も堂々とハロウィンを楽しめば良いと思う

「若年層が高齢者よりも街にゴミを捨てている事実はある。」
「若者が集団になることで問題が起こると考えている人もいる。」

など記事をお読みいただいた方から大変鋭いご意見もいただきました。

ハロウィンで若年層が集結してゴミが散乱したことに関して、確かに問題だと思ってはいますが、
渋谷に散乱したゴミの写真をSNSなどで見ても、
特別に驚いたりすることもありませんでした。

程度の違いはありますが、普段から繁華街ではパーティなどが開催され、
たくさんの大人が集まった結果として、捨てられたゴミが至る所に落ちています。
大人が残したゴミを、グリーンバードに参加するボランティアの子どもたちが掃除することも
日常的に行われています。

そもそも論として、
若年層がこのような問題を起こしていることや、
街を汚くして迷惑をかけていることに関しては、
若年層の一人である私にも当然問題があり、
議会人としても反省し、議会での提案により改善すべきことの一つだと思います。

「議会で18歳以上のハロウィンを禁止するよう提案するべきだ。」
という鋭いご意見もいただきましたが、
規制によって問題の解決に一歩でも近づけるという方法を検討することも大切なことかもしれません。

私もハロウィンを楽しむ若年層の気持ちは理解できます。
そこで楽しめるところは残しつつ、日本の「お掃除」という強みを理解し伸ばすことで、
将来的にはさらにクリエイティブな社会に近づけると考えています。

実は、日本の「お掃除」という言葉は、
海を渡り海外でポジティブに伝えられています。

先日、「ジャカルタお掃除クラブ」というボランティア団体が日本にいらっしゃいました。

ジャカルタお掃除クラブ

芦田代表の呼びかけに賛同したジャカルタ在住邦人がメインとなって発足し、
活動4年目の現在ではインドネシア人の参加者も増えているとのことです。

そこで、「ジャカルタの子どもたちが日本人とお掃除する」という企画が決まりました。

代表の芦田さんとはFacebookを通じてやりとりをさせて頂き、
ついに今年の10月に日本で一緒にお掃除をすることができました!

日本にいらしたジャカルタお掃除クラブの子どもたちは
グリーンバード創始者であるハセベケン渋谷区長を訪問したり、
日本の小中学校に訪問して日本の小学生と一緒に学ぶなど、
非常に素晴らしい活動をされていました。

こちらの動画に、先日来日した際の活動の様子がまとまっています。
20分ほどありますが、ぜひ一度ご覧いただければと思います^^

世界的には、日本の街はポイ捨ても少なく非常に綺麗だと言われています。
また、小学校、中学校ではお掃除の時間がある学校が多いと思いますが、
ジャカルタの子どもたちは、
「罰として学校でお掃除をさせられているの?」
と思ったそうです。

こちらの動画は540万回ほど再生されています。
日本の学校で行われる「お掃除」の時間は世界では珍しいようです。

These Kids Clean Their Own Classrooms – And Have Fun Doing ItShould kids clean their own classrooms? Japan thinks so.

Posted by AJ+ on 2015年11月2日

日本の「お掃除」は海を渡り世界でも高く評価されています。
若年層の大多数はポイ捨てをしていないと思いますし、
この長所を伸ばしていくことが大切なことだと考えています。

一方で、お掃除ロボットも急速に普及しており、
実際に家庭で使えるものがたくさん発売されています。

私の自宅にはお掃除ロボット「ルンバ」がありますし、
ベンチャー企業に訪問すると、
お掃除ロボットが設置されている光景を目にすることもあります。

今後、お掃除ロボットが更に進歩することで、
家庭や企業だけではなく、公立の小中学校に普及する日は遠くないと思います。

「小学校に通うということは、ランドセルを背負って100年前にタイムスリップすることだ。」
と、ある教育者の方が言っていました。
学校におけるICTやロボットの導入は非常に遅れていると感じています。
これまでの慣習に囚われず、時代の流れを踏まえお掃除ロボットの導入も必要では思います。

一方で、掃除の時間を短縮したり無くすことで、
お掃除をする意識が芽生えずらくなることになるとの反対意見も出てくるでしょう。

そこで、綺麗なことは「クール」なことだと啓発をすることや、
掃除の時間を削減した分、
学校や街を綺麗にするワークショップを充実させるなど、
一歩進んだ取り組みをすることで、更に高い価値を生み出せるような提案が必要です。

そのような仕組みを確立し、意識を変えていくことで、
街を綺麗にしていけることが理想ではないかと思います。

それでは本日はこの辺で。