実は同じ27歳だった!?李小牧さんが新宿区議会議員選挙に立候補した意味

本日は20代当選議員の会の主催団体である一般社団法人ユースデモクラシー推進機構の勉強会に参加しました。

ベンチャー政策など様々なテーマを扱いましたが、興味深かったのは、ドキュメンタリー映像作家・岸田浩和さんによる講演でした。

岸田さんは、最近も話題になった台湾・香港・ミャンマーなどへ足を運び、選挙の最前線で取材を続けられてきました。
「占拠と選挙」というWebサイトを運営され、映像を公開されています。

占拠と選挙

企画概要
アジアを舞台にした、「民主主義」と「選挙」がキーワードの連続取材を行い、映像を使った記事をWebメディアに発表しています。

驚いたのは、「歌舞伎町案内人」こと李小牧さんについて本日お話をされていたことです。
彼は日本人に帰化し、2015年の新宿区議会議員選挙に立候補されました。

異例の候補者として、政治業界では全国的にも話題になっていました。

本日の勉強会で上映された、李小牧さんの映像はこちら↓

私も選挙期間中に李小牧さんと一度お会いさせていただきましたが、その時もカメラが回っていました。
まさか、このような素晴らしい映像になるとは思っていませんでした。

李小牧さんは、
「中国ではすぐ捕まってしまうが、日本では好きなところで演説ができる。それが民主主義だ。」
と強調されていました。

私たちが当たり前に行っている選挙が、やりたくてもできない国もあることを改めて痛感しました。

李小牧さんと私には、実は共通点がありました。
選挙当時、私は27歳、生まれてから27年でした。
そして李小牧さんは日本に来てから27年でした。
27年という、日本でのスタートラインがまったく同じだったのです。

もちろん、外国人参政権に関しては慎重な議論が必要です。
しかし、李小牧さんのような個性的な方が立候補されたことで、選挙に多様性が生まれました。

有権者の立場としては、選択肢が増えることは良いことです。
選挙で多様性な選択肢があるからこそ、民主主義の価値は高まります。

それでは本日はこの辺で。

ABOUTこの記事をかいた人

伊藤 陽平

新宿区議会議員(無所属) / 1987年生まれ / 早稲田大学招聘研究員 / グリーンバード新宿チームリーダー / Code for Shinjuku代表 / JPYC株式会社