本日は長野県の原村中央公民館にてミーゼスについて学んできました。
少し遠出をしましたが、
お隣渋谷区議の方や、遠いところだと九州からの参加者もいらっしゃいました!
「ミーゼスって誰?」という方もたくさんいらっしゃると思いますが、
自由主義に影響を与えた経済学者です。
有名なところでは弟子にノーベル経済学賞を受賞した、
フリードリヒ・ハイエクがいます。
学生時代には経済学部だったこともあり、
マルクス、ケインズ、フリードマン等は学びましたが、
ハイエクに関しては馴染みがありませんでした。
しかし、世界的には非常に認知度の高い経済学者で、
マーガレット・サッチャーが首相に就任した際の就任演説で、
「我々が信じるものはこれだ!」
ということでハイエクの本を取り出したという逸話もあります。
私自身もご縁をいただき選挙に立候補しようか迷っていた時に、
日本税制改革協議会の内山会長からオススメいただいたハイエクの本を読んで意思をかためました。
前置きが長くなりましたが、
そんな偉大なミーゼスの直弟子でもある
元横浜商科大学学長の村田稔雄先生の講義が長野で開催されるということで、
二度とないチャンスだと思い飛び込んできました。
実はミーゼスの本自体が非常に手に入りにくいものになっていて、
名著と言われる「ヒューマン・アクション」は、
なんと単行本で40,000円〜、(70万円で売られていることも!)
Kindle版で9,000円と一般の方ではなかなか手が出せない価格。
何よりもボリュームがあり一般の人が読むには少し難しい本になっています。
「自由への決断」という一般の方にも読みやすい別の本がありますが、
こちらは1980年に出版された本で、現在は入手が困難な状態にあります。
日本語訳をした村田先生のご好意で、
現在は無料で「自由への決断」をPDFとしてダウンロードできるようになっています。
自由への決断(Economic Policy):公会計研究所より
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「自由への決断」の中では、自由や資本主義について説明がされています。
「資本主義って裕福な人が貧しい人から搾取する制度でしょ?」
とお考えの方もいらっしゃると思います。
例えば私の場合、かつて音楽学校に通っていた時期があるのですが、
「すぐれた芸術家や画家や作家を政府が補助すべきだ」
と考えたこともあります。
このように誰もが一度も考えたことがあるような疑問に対して、
ミーゼスによる的確な解説が書いて有ります。
議員、行政職員の方はもちろん、
有権者も必読だと思いますのでぜひお読みください!
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議員として責任の重い仕事をしている以上、
日々積み上げてきた理論に基づいて、
質問や議決をはじめとする最終的な意思表示をすることになります。
有権者からの陳情を聞いて動くだけの議員になってしまうことのないよう、
理論を学ぶことを止めてしまっては行けませんし、
常に正しい理論とは何かを吟味し続けなければいけません。
村田先生から直接自由経済について学ぶことができたことに、
非常に大きな意義がありました。
ご指導をいただきありがとうございました!
本当に困っている人のために、
学んだ知恵を活用させていただきたいと思います。
さて、明日から高校生インターンの受け入れが開始するので、
家に帰ってから準備が待っているんだった…。
それでは本日はこの辺で。