こんばんは。新宿区議会議員の伊藤陽平です。
今日は、失敗と行動のなさ、そして期待値についての考え方についてお話したいと思います。
9割失敗すると言われているスタートアップ業界で働いてきましたが、政治の世界では、失敗を避けることがしばしば求められます。
お預かりしている税金を無駄遣いしないことはもちろん大切なので失敗はできません。
しかし、リスクが高いことに挑戦しないことが失敗ではないと私は考えています。
もし、すべての高いリスクを避けて新たなことを何も行わないとしたら、その結果、大幅なキャッシュアウトを削減できた可能性を失うかもしれません。
ここで重要なのが期待値です。
期待値とは、潜在的な価値やリターンのことであり、それを見積もることで、最適な意志決定が可能になります。
ただし、期待値を見積もるためには適切なデータと分析が必要であり、それが欠けている場合や精度が低い場合には、適切な意志決定が難しくなります。
また、政治的にエビデンスに関わらずバラマキをすることが求められていれば、私が考えた期待値に基づく意志決定はむしろ失敗とみなされるかもしれません。
将来世代も含めた区民のみなさまにとって最善の意志決定へつながるように、地道に経営手法の導入を進めてまいります。
それでは本日はこの辺で。