こんばんは。新宿区議会議員の伊藤陽平です。
第四回定例会では、ことぶき祝金(敬老事業)について質問します。
決算実績で7,170万円の事業ですが、民生委員の訪問し、70歳5,000円、77歳7,000円、88歳10.000円、96歳〜99歳は30,000円の祝い金をお渡しする事業です。
また、100歳は30,000円の祝い金は区長が訪問してお祝いをされています。
民生委員のみなさまには地域でご活動いただきありがたいですし、私が高齢者になったときにお金がもらえるのであれば嬉しく感じると思います。
しかし、減税ではなく納税者負担で特定の世代(若者含む)に対してお金を配るということは合理的ではないと思いますし、国民負担率は増加を続け、半分程度は納税するために仕事をしなければならないほど現役世代への負担は重いです。
自治体の財政についても先行きが不透明なこともあり、ことぶき祝金は廃止、あるいは平均寿命を考慮して縮小をする自治体も増えています。
電話調査を実施した際に一定の共感が集まっていましたが、現実はそう簡単にはいきません。
年間6,600万円も使われている高齢者祝い金。現職議員が実施した世論調査を議会へ提出|リサーチコム × 伊藤新宿区議 | 日本最大の選挙・政治情報サイトの選挙ドットコム
地方議会では、敬老祝金事業が否決されることもありました。
このテーマについて調べていると牧瀬先生のお名前がありました。
“80歳 5000円” 高齢者「敬老祝い金」廃止?意見分かれる自治体も… | NHK | WEB特集 | 少子化
新宿自治創造研究所でご活躍の先生ですが、他自治体で「敬老祝い金」の条例の見直し検討会の委員長を務められています。
牧瀬先生ご指摘のように、突然の廃止は難しいのかもしれませんので、敬老事業や公共施設など改革すべきと考えていることについては個人的に議会で議論を重ねていきたいと考えています。
ことぶき祝金については何も結論が決まっていませんので難しいかもしれませんが、私の任期中にも清風園廃止の件など様々な議論がありました。
行政サービスの見直しなどのタイミングもあるため、区が意思決定をするタイミングがあれば専門家と連携して対応されることも有効ではないかと考えています。
ふれあい入浴など敬老事業全般に言えることですが、これまで電話アンケートを実施するなど積極的に取り組んできたテーマです。
引き続き改革に向けて挑戦を続けます。
それでは本日はこの辺で。