図書館行政のこれから

こんばんは。新宿区議会議員の伊藤陽平です。

図書館について質問をしました。

新宿区ではかつて厳しい財政状況にあり、図書館四館構想が打ち出され、持続可能な運営体制をめざして拠点の集約化が検討されました。その構想は頓挫し、従来の多館体制が維持されました。その後は中央図書館の移転と下落合図書館の新設が行われて、結果として館数が増えました。

今後の図書館行政を考えるうえでは、施設の再編や機能の統合を継続的に検討する必要があります。

また、これまで中央図書館に関する議論も行われてきました。榎議員から中央図書館機能を新本庁舎内に整備すべきとの提案も出されており、庁舎と図書館の複合化により効率性や利便性を高める選択肢も考えられます。

今後、中央図書館のあり方については、機能・コスト・将来性を総合的に勘案しなければなりません。図書館についても、受益者は誰か、どの程度の水準でサービスを提供すべきかを見直し、改革が必要です。

以下、質問と答弁です。

伊藤 今後の中央図書館のあり方や区内図書館の再編について、区としてどのような方向性を検討されているのでしょうか。

教育長 今後の中央図書館のあり方については、本庁舎をはじめとした区有施設の老朽化への対応や地域図書館のあり方、「公共施設等総合管理計画」に基づく区有施設マネジメント、社会経済状況等の視点など、総合的な観点から検討しているところです。
また、地域図書館のあり方についても、大規模改修や建替えの時期を捉えた施設総量の検討と併せて検討することとしています。
引き続き、教育委員会での検討状況を踏まえながら、中央図書館や地域図書館のあり方を検討していきます。

図書館は重要な公共施設ですが、一方で読書のあり方の変化や現在の体制を維持することによる財政的な負担を軽減するために継続的に改革を行う必要があると思います。

引き続き図書館行政について議会で取り組んでまいります。

それでは本日はこの辺で。

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伊藤 陽平

新宿区議会議員(無所属) / 1987年生まれ / 早稲田大学招聘研究員 / グリーンバード新宿チームリーダー / Code for Shinjuku代表 / JPYC株式会社