非公式だった議会からの予算要望が本日の答弁で認められる。

こんばんは。新宿区議会議員の伊藤陽平です。

本日は、予算特別委員会の初日。
2000億円以上もの予算について議論を行う、非常に重要な委員会です。

議論を行う予算案はこちら↓
平成29年度予算(案)の概要 [PDF形式:2.4MB] (新規ウィンドウ表示)

本日は、私も56分ものお時間をいただき、新宿区政について様々な議論をさせていただきました。
ペーパレス化を想定して、あえて印刷物は使わず、タブレットの原稿をもとにお話しさせていただきました。

今回初めて予算委員になったということもあって、予算に関するテーマを意識的に多く扱いました。

新たな予算措置を行うのは支援の充実につながり良いことのように見えますが、一方で現役世代や意思表示をしていない将来世代の財布へダメージを与えることでもある、と私は考えています。
そのため、予算額は圧縮することが前提であり、仮に何か新たな支援を行う場合であっても、過去の事業を縮小廃止をすることが必要です。

こうした前提のもと、査定の過程で通る予算と、ゼロ査定(切られる予算)の基準、予算の上限(シーリング)の現状、バウチャー制度の研究状況、そして、ゼロベース予算、サンセット方式、枠配分など行財政改革への取り組みについて、議論をさせていただきました。
新宿区でも一定の行財政改革が行われていることがわかりましたが、さらに踏み込んだ予算編成を行なっていただけるよう、今後も継続して議論を行ってまいります。

また、本日、最も力を入れたテーマは、予算編成過程の情報公開です。

東京都では、予算編成過程の情報公開が大きく変わりました。
テレビでご覧になった方もいらっしゃると思いますが、各種団体等のヒアリング、あるいは議会で各会派による要望についても、インターネット上に文書や動画で公開をされています。

平成29年度予算 | 東京都財務局

新宿区では、予算編成過程の情報公開(今確認したところ見れなくなっていましたが)というページが用意されていまして、第三次実行計画の資料がアップロードされていましたが、こうした財政課の努力については高く評価できるものです。

一方で、東京都が公開しているような議会からの要望については、新宿区では不透明なものでした。

これまで議会からの予算要望は非公式に行われていたようでしたが、私のように民間出身で一人会派としで活動していれば、そんな慣習を知る機会はありません。
そこで、東京都では都議会各会派からの予算要望を受ける場面がありますが、新宿区ではどのようになっているのか確認させていただいたところ、
「議会から予算要望は聞いてきた。どの会派でも要望をあげてOK。」
という趣旨でご答弁をいただきました。

新宿区の答弁として公式に認めたことになりましたが、これまでほとんど触れられてこなかった非公式なイベントが表に出てきて、議事録として記録に残ることは、大きな意義があると考えています。
今回はまず問題提起をさせていただきましたが、継続して議論を行い、予算編成過程のさらなる透明化を目指してまいります。

私の場合は、予算要望と言っても、新たに計上するものはありません。
むしろ、事業を減らすことの方にリソースを割くべきで、来年は「廃止すべき事業一覧」を作成して提出できればと思います。

普段は、文教子ども過程委員会のように特定の分野を扱いますが、予算特別委員会では各部署から幹部職員が集結しているということで、部署横断的なテーマをたくさん扱いました。

今回は昨日急遽、本日発言をすることが決まったため、時間がなくて事前通告もできませんでした。
部署をまたいで誰が答えるかの判断が難しい内容や、空気を読まない切り込んだテーマも多く扱ってしまい、答弁が止まってしまうこともよくありましたが、考えをお伝えすることができました。

都立高校との連携、費用弁償の根拠、新宿区職員出身の副区長が、新宿区から2回以上(職員時代と副長時代の分)も退職金を受け取り、1期4年の短い期間で1000万円以上になる金額の根拠も不明だった問題、あるいは防災の観点からドローンの活用など、様々なお話をさせていただきました。

費用弁償や、特別職の退職金など、また改めて取り上げたいテーマもありますので、ブログでご報告させていただければと思います。

ABOUTこの記事をかいた人

伊藤 陽平

ベンチャー×政治。30歳最年少新宿区議会議員。無所属1人会派Startup SHINJUKUで子ども・若者のために奮闘中。365日ブロガー。機械学習。日本初のAI議員。ネット選挙。元学生起業家、楽器演奏。表現の自由。オタクとまちづくり。グリーンバード新宿。落合で妻と2人暮らし。