小学校は学校選択から指定校変更制度へ。9月に理由を確認し審査へ

こんばんは。新宿区議会議員の伊藤陽平です。

昨日の文教子ども家庭委員会では、学校選択制度について議論を行いました。

小学校の学校選択制度は廃止、中学校は維持という結論が打ち出されました。
この件については今年、代表質問もさせていただきました。
制度が変わってしまいましたが、小学校では引き続きご家庭ごとに事情を考慮した運用が行われることが求められています。

過去のブログもご参考に。

散々議論して廃止される学校選択制度は、区民の意思で形を変えて維持される見通し?

小学校では選択制度で受け入れられるほど定員に余裕があるわけではありませんが、学校選択制度が廃止されたことで、
「この学校行きたくないから…。」
という理由での選択が難しくなりました。
一方で、必要性の高い方には選択肢が必要です。
選択する理由が求められますが、指定校変更制度を利用することができます。

選択すべきかどうかという必要性の基準がより明確になるよう、S、A、Bの三段階のランクが用意されています。
選択を希望する場合は、自身の状況に当てはまるランクを選択します。
例えば、身体状況により指定校での学校生活が困難になる場合はSを選択することになります。
平成30年度から適用するには、9月1日から9月29日までに申請が必要です。
Sのランクに当てはまる方から、一次審査が行われます。
審査結果は12月1日に発送予定です。
Sの中でも様々な事情があるため、具体的な背景を踏まえて審査が行われます。
その後、残りのS、A、Bをチェックされた方から二次審査が行われ、結果は2月23日発送される予定です。
国立・私立入試の結果が出た上で、定員に応じて対応を行うためにこの時期となりました。

申込書に目を通していると、保護者就業状況の欄が一人分の記入欄しか無いことに気がつき、発言させていただきました。
重要な審査の基準となりますが、これでは例えば夫婦二人でお仕事をされている場合には、正確な情報を把握することができません。
従来もこの方法で確認を行ってきたようですが、複数数名の記入欄を設けることが望ましいです。
間違い探しをすることが主な仕事というわけではありませんが、議会の段階でミスに気がついて修正されることはよくあります。

自由度の高い教育制度となるよう、引き続き議会活動に取り組んでまいります。

それでは本日はこの辺で。

ABOUTこの記事をかいた人

伊藤 陽平

新宿区議会議員(無所属) / 1987年生まれ / 早稲田大学招聘研究員 / グリーンバード新宿チームリーダー / Code for Shinjuku代表 / JPYC株式会社