議会改革が進む新宿区議会。一人会派も非公式の理事会と議論

こんばんは。新宿区議会議員の伊藤陽平です。

本日は、自治・議会・行財政改革等特別委員会でした。
区議会アンケートの結果について報告書が取りまとめられました。
後日インターネットでもご覧いただける状態になります。

議会改革を行う上でも、アンケートは必要です。
「このアンケート自体が税金の無駄だ!」
という厳しいご意見もいただきましたか、
「もっと区民の意見に耳を傾けてほしい。」
という声も当然あります。
その手段も限られるためアンケートを行ったこと自体には、意義があります。
一方で、新宿区議会では四年に一度アンケートを実施してきたため、ある程度アンケート結果の方向性は定まってきたと思います。

意見が多様であるということが、区議会の特色です。
本日の委員会は、報告書の冊子を確認して、すぐに終わりました。
会議の後には、理事会が開催されています。
理事会は、限られたメンバーで委員会の方向性を話し合う非公式な会議です。
一人会派は入ることができませんが、今回は議会のICT化がテーマということもあり、私や社民さんなどの一人会派も議論に加えていただき、「理事会+一人会派」として会議が開催されました。
活発な議論が行われたことはもちろん、プロジェクタも活用されていたり、新鮮でした。

理事会のような非公式な会議が存在することには、賛否両論あると思います。
会議を可能な限りオープンにするべきだとは思いますが、時間に限りのある会議を効率的に進めるために議題を整理したり、資料等を議会や行政による公式の見解として出す前に複数会派で確認を取ることなど非公式な会議も重要だと思います。
また、私のように通常は会議に出席できない場合、事前に意見を確認していただくことも多いです。
意思決定の結果は別として、少数会派の意見が無視されていると感じたこともありません。
一人会派の質問時間が長く、自由に活動できるのも、議会改革が進んでいるおかげです。
これまで議会改革に取り組まれた諸先輩方には感謝申し上げます。
理事会の内容は次回の特別委員会で報告が予定されているので、ご興味のある方はご確認ください。

議会改革は大切なテーマです。

新宿区議会では、一人会派には代表質問が認められていますが、実は一人当たりで見れば最も多くの質問時間をいただいております。
大きな会派に比べて前向きなご答弁をいただくことは難しいかもしれませんが、意見を述べる場をいただけることが、最もありがたい議会改革だと感じています。

今回のアンケートでも、さらなる改革を要望する声が多数ありました。
個人的にも力を入れてきた議会のICT化や議会による主権者教育など、実現に向けて頑張ります。

それでは本日はこの辺で。

ABOUTこの記事をかいた人

伊藤 陽平

新宿区議会議員(無所属) / 1987年生まれ / 早稲田大学招聘研究員 / グリーンバード新宿チームリーダー / Code for Shinjuku代表 / JPYC株式会社