IT事業者だから感じる、デジタル化の時代でも紙の全戸配布の重要性

こんばんは。新宿区議会議員の伊藤陽平です。

全戸配布されていた広報しんじゅくを読んでいました。
広報は新聞折り込みや希望者への個別配布、またネットに公開していましたが、ワクチンに関する情報なので、すべての方にお読みいただくためにポスティングによる全戸配布が行われています。

以前ブログで書いたことがありますが、テレビ、新聞、ネットをご覧になられていない方が一定数いらっしゃり、ご意見をいただいたこともありました。

区内の事業者等への情報周知については、紙の資料を持って職員の方に地域でご説明をいただくなど、改善を進めていただきました。

私も自分のレポートを配布する時に新聞折り込みを利用したことがありますが、ポスティングによる全戸配布より安価に行うことができます。

私も含めて新聞を購読されていない方もいらっしゃいます。

コストがかかることは理解していますが、ネットに公開しただけでは自分から閲覧しなければ情報にアクセスできません。
財政の情報なども掲載されていますが、説明責任を果たすためにも公開しただけでは不十分です。

IT事業者として、紙は最大限減らすべきだと提言を続けてきましたし、その方針は変わりません。
しかし、日頃からITに触れているからこそ、現時点で最も確実な情報伝達手段は紙です。
もちろん、QRコード等で紙からネットへの導線を設けてさらに詳しい情報を配信したり、どこでも閲覧できるようにプッシュ型のサービスへご登録いただくこと、また申請で来庁する必要がないように電子申請を推進することは有効だと考えています。
当分の間はデジタルと紙を併用していくべきでしょう。

選挙公報もポスティングされていましたが、他のチラシや議会だよりの配布方法等も要望します。

それでは本日はこの辺で。

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伊藤 陽平

新宿区議会議員(無所属) / 1987年生まれ / 早稲田大学招聘研究員 / グリーンバード新宿チームリーダー / Code for Shinjuku代表 / JPYC株式会社