新宿区男女共同参画推進計画、エンタメ表現の自由に配慮を

こんばんは。新宿区議会議員の伊藤陽平です。

新宿区男女共同参画推進計画と表現の自由について質問しました。

新宿区第四次男女共同参画推進計画の策定が予定されています。

第三次計画の前に実施された男女共同参画に関する区民の意識・実態調査において、「DVを防止するために必要な対策」に関するアンケートが行われていました。
「暴力表現などが過激なビデオソフト・ゲームソフト・DVD等の販売や貸出しを抑制又は禁止する」という選択肢がありました。
回答は4.7%なので有効ではないという結論から、昨年の第四次計画策定に向けた調査でこの選択肢は削除されたのかもしれませんが、そもそも不要な選択肢でした。

豊島区において第5次としま男女共同参画推進プラン案を発表した際「女性の人権を侵害する性表現の氾濫の防止に向けて、メディア・リテラシーの向上を図る」との記載がありました。
表現の自由の観点から実在しない人物については含めるべきでないとパブリックコメントで修正を求める声があがり、該当する表現が修正されました。
男女共同参画を理由に漫画、アニメ、ゲーム等にネガティブな影響を与えないよう注意すべきです。

以下、質問と答弁です。

伊藤 新宿区第四次男女共同参画推進計画の策定にあたり、男女共同参画を理由に漫画・アニメ・ゲーム等の表現を萎縮させることのないよう配慮が必要ではないでしょうか。
エンタメと実在する人物や事実とは誤解のないよう表記すること等が考えられますが、いかがでしょうか。

吉住区長 現行の新宿区第三次男女共同参画推進計画においては、取り組みの方向性の1つとして「メディアにおける性差別の防止」を掲げ、「区民がメディアの発する情報を自ら的確に読み解く力を伸ばすとともに主体的に判断し、メディアを活用できる能力を養成するための支援を行います」としています。
こうした取り組みの方向性について、ご指摘の点や男女共同参画推進会議のご意見も踏まえながら、次期計画を策定してまいります。

まず、男女共同参画を理由に
「漫画、アニメ、ゲームがけしからん!」
という声も一部では盛り上がっています。
ファンのみなさまは何も悪いことをしているわけではありませんし、新宿区はエンターテイメントシティとして表現の自由を最大限尊重すべきです。

表現の自由を守るための約束に賛同する議員として、結果が出るまでモニタリングします。
また、根本的に男女共同参画は徹底した改革が必要だと考えておりますので、引き続き訴えてまいります。

それでは本日はこの辺で。

ABOUTこの記事をかいた人

伊藤 陽平

新宿区議会議員(無所属) / 1987年生まれ / 早稲田大学招聘研究員 / グリーンバード新宿チームリーダー / Code for Shinjuku代表 / JPYC株式会社