学校は、教師の生活を支えるためのものでもなければ、子どもが遊ぶレジャーランドでもない

本日からお仕事がスタートする方も多いのではないでしょうか。
お正月明け一発目には、特に力を入れて取り組んでいる「教育」に関して意識高い系全開ブログを書かせていただきます。

学校とは、教師の生活を支えるためのものでもなければ、子どもが遊びに行く場でもありません。
子どもが将来社会で活躍することを前提とした「投資」であることが、学校に税を投じることが許される唯一の理由なのです。

我が国の場合、その投資機関は義務教育だけを見ても9年間と長期にわたって行われています。
そして、この投資の財源には公立・私立によって程度の差はありますが、税が投入されています。

こちらは、フェイスブックCEOマークザッカーバーグ氏が無料小学校を開設するというニュース。
フェイスブックが「無料小学校」開設 低所得層向けに開放(Forbes JAPAN)

ザッカーバーグ夫妻は昨年10月、フェイスブック本社近隣に、低所得者層の児童向けの小学校「The Primary School」も設立した。学費は無料で医療サービスも提供する。同校は2016年8月に当初は2歳児向けにオープンし、その後小学生らを受け入れる予定だ。

これまでもフェイスブックCEOのザッカーバーグ氏は教育領域への投資を積極的に行ってきましたが、民間企業の経営者が教育への投資をすることは素晴らしいことだと思います。

教育を受けることを意味のある投資にするためには、民間経営者など民間市場で通用する人物も教育に取り組まない限り、社会で活躍できる投資になるとは考えにくいものです。

なぜなら、大学を卒業してすぐに教壇に立つ教員の場合、民間事業の経験が一切ない可能性が非常に高いからです。
そのような教員たちは、公務員への就職が前提であれば素晴らしい教育ができるとは思いますが、民間で活躍するための知恵は子どもたちにどのように教えるのでしょうか。

民間事業を経験した後に、議員として委員会で教育に関わるようになってから、この辺りの前提が欠如していることを実感しています。

もちろん、「学校教育があったからこそ、今の自分は成功した。」というご意見もあると思います。
私も経験上、学校で出会った仲間から仕事につながることもありましたが、それは授業以外の時間で得たものがほとんどでした。
時代に対応していない非効率な授業を、家庭教育や友人など授業外の学びによって補っているにすぎません。

多くの時間を費やす授業の時間自体が変化が少なく効率性を追求していないことは、学力の低下はもちろん、将来的な投資効率の低下にもつながると考えています。

今の学校教育は、私が学校に通っていた頃からほとんど変化がありません。
「学校へ行くことは、ランドセルを背負ってタイムスリップすることだ。」と表現した校長先生もいましたが、社会との乖離はIT産業の爆発的な進化を通じてさらに大きなものになっているでしょう。

そして、税ではなく、民間市場から生み出された資金を投入することは、「子どもにツケを回さない」という意味では大きな意義があります。

本日このようなニュースも発表されています。

マーク・ザッカーバーグの今年の目標「家を任せるAI作る!」
このような壮大なビジョンがあるからこそ、教育を進化させることを可能にします。
私がもし子どもだったら、起業家が作った学校に是非とも入ってみたいです。

日本でもICT教育に力をいれる多摩市立愛和小学校の取り組みが有名です。
私も授業を見学させていただいたことがありますが、プログラミングを学ぶ子ども達はイキイキして楽しそうだったなぁ。。

iPadを活用する様子など動画をご覧いただければと思います↓

民間の経営者が教育を変えるという流れを加速させるためにも、私自身が民間経験のある現職の政治家として教育が有効な投資になるよう頑張ります。

それでは本日はこの辺で。