教育ITソリューションEXPOへ。民間の力で改革を!

こんばんは。新宿区議会議員の伊藤陽平です。

本日は教育ITソリューションEXPOへ。

教育分野日本最大の専門展! 第8回 – 教育ITソリューションEXPO(EDIX) | リードエグジビションジャパン

教育改革と一言に言っても、新たなものを作り出すことだけではありません。
まずは目利きをして、既存のソリューションを組み合わせることから検討すべきです。

そこで、新たな民間の取り組みを発見するために、EXPOで実際に展示ブースを周り、様々なソリューションを見てきました。
ICTの活用で学校現場を効率化する様々なソリューションが登場しています。
これらを積極的に取り入れることができれば、人工知能により教師の仕事の一部は代替されていくことになるでしょう。
教師の負担を軽減するためにも、推進していくべきです。

また、プログラミング教育など、STEM教育に関するブースもありました。
3万円以下!3Dプリンタも随分安くなりましたね!

福野さんは海外に飛び立たれたそうでいらっしゃいませんだしたが、IchigoJamを見つけました^^

こちらのイベントでは無料でセミナーが受講できます。
私は、文部科学大臣補佐官鈴木寛氏による「高大接続でどう変わる?~AI時代への教育改革」と、角川ドワンゴ学園 理事 カドカワ(株)代表取締役社長川上 量生 氏「ネットの高校『N高』の取り組みについて」という2つのセミナーをチョイスしました。

鈴木寛氏は、マクロな視点での教育改革についてご説明されていました。
「人工知能の発展により、仕事の約50%はなくなると言われている。2020年に小学生である方々の多くは2100年まで生きる。20世紀型の教育では失敗する。22世紀の未来も踏まえ教育改革が必要だ。」
と指摘されていまし。
「シンギュラリティ」が2045年にやってくるとも踏まえると、社会の変化と同時に教育も変わっていかなければなりません。

また、川上量生氏のセミナーで紹介されていたN高校の取り組みは、本当にすごすぎます。

N高等学校 | 通信制高校(広域)・単位制

ここで全てをご紹介しきれないほどすごかったんですが、いくつかのポイントに絞ってご紹介します。

まず、N高校では、リアルな学校現場での教育にも力を入れていますが、インターネットでも友達がつくれるようコミュニケーションの機会がつくられています。
そのツールとして、なんとSlackが使われているそうです。
IT企業を中心にSlackが活用されていますが、本来は高校生が自然と日常的に利用するツールではありません。
高校生のうちから社会人と同じツールに慣れ親しんでいると、仕事をする際にもアドバンテージになります。

また、様々なコースが用意されていますが、プログラミング授業にも力を入れています。
現場で活躍するエンジニアは高い報酬で最先端の企業から引っ張りだこで、なかなか教育現場で教壇に立って活躍するのは難しい状況です。
しかし、N高校ではドワンゴのリソースを活用し、トップエンジニアが授業を行います。

dwango×プログラミング授業 | N高等学校(通信制高校 広域・単位制)

とても刺激的で現場のことがわかる授業のようで、生徒の中にはすでにIT企業でアルバイトをしている人もいるようです。

他にも、一流予備校講師とITのノウハウを活かした先進的な受験指導が行われているなど、ずば抜けたセンスのN高校。
以前も、教育格差はお金ではなく教育のやり方だと記事を書かせていただきましたが、日本でもこうした事例が出ていることに希望が持てます。

日本まずいぞ…インド系インターナショナルスクールで真の教育格差を目の当たりに

学校に限らず、子どもたちが活躍できるよう、今後も教育分野にしっかり取り組んでまいります。

それでは本日はこの辺で。

ABOUTこの記事をかいた人

伊藤 陽平

新宿区議会議員(無所属) / 1987年生まれ / 早稲田大学招聘研究員 / グリーンバード新宿チームリーダー / Code for Shinjuku代表 / JPYC株式会社