新宿区議会で羽田空港新ルート討論型説明会開催を求める意見書可決!

こんばんは。新宿区議会議員の伊藤陽平です。

新宿区議会第三回定例会で、「羽田空港新ルート計画の環境・安全性の検証と討論型説明会の開催を求める意見書」が可決となりました。
ブログでも、ご報告させていただきます。

意見書の内容はこちらです。

羽田空港の需要増大に対応し、国土交通省が計画している都心上空を通過する南風時の新飛行経路案に関しては、これまで国土交通省によるオープンハウス型住民説明会が開催され、また、説明会での意見等も踏まえ「羽田空港機能強化による環境影響等に配慮した方策」が策定されている。しかし、新宿区では上空を1,000m以下の高度で旅客機が飛行した実体験がなく、具体的な状態を想像できないため、区民の不安は未だ解消し切れていないのが現実である。
さらに、9月23日に大阪市内で上空を飛行する航空機のパネルが落下し、走行中の車両に衝突するという重大事案が発生するなど、落下物等による事故が相次いでおり、区民の不安は一層高まっている。新宿区議会は政府に対し、下記の事項を強く要望する。
1 国土交通省は、新宿区と十分協議すること。
2 新飛行ルート(案)について、騒音、落下物やその他の事故の可能性など、「羽田空港機能強化に係る環境影響等に配慮した方策」と新宿区民への影響について、分かりやすさに一層の工夫を凝らし、討論型(教室型)の説明会を実施するなど、更なる丁寧な説明が尽くされること。
3 相次ぐ部品の落下事故等の原因を徹底調査し、その情報を速やかに公表するとともに、再発防止策を徹底すること。
また、整備・点検を万全に行い事故の未然防止に努めること。

羽田の問題については、危機管理の観点から議会で繰り返し質問を行ってきました。
これまで議会で何度か、都心上空を飛行するリスクについて議論をさせていただきました。
当初は騒音や落下物の議論が中心でしたが、テロなどのリスクについても一定のご理解をいただいたと考えております。

危なくなりそうな新宿でテロの脅威に対応していくために
都庁や防衛省の上?羽田空港機能強化でテロの脅威
また質問します!羽田新ルートで高まるテロのリスク

今回の意見書では、過去のブログでもご紹介させていただいた「オープンハウス型説明会」ではなく、討論型の説明会開催を求めるものです。

「ご理解をいただく」ための羽田空港機能強化オープンハウス型説明会

羽田に関する議論は新宿区議会全体として活発に行われ、一つ前の平成29年第二回定例会で、「羽田空港飛行経路についての意見書」という意見書も可決されています。

羽田空港の需要増大に対応し、国土交通省が計画している都心上空を通過する南風時の新飛行経路案に関しては、これまで国土交通省によるオープンハウス型住民説明会が開催され、また、説明会での意見等も踏まえ「羽田空港機能強化による環境影響等に配慮した方策」が策定されている。
 しかし、新宿区では上空を1,000m以下の高度で旅客機が飛行した実体験がなく、具体的な状態を想像できないため、区民の不安は未だ解消し切れていないのが現実である。
 よって新宿区議会は政府に対し、下記の事項を強く要望する。
1 国土交通省は、新宿区と十分協議すること。
2 新飛行ルート(案)について、騒音、落下物やその他の事故の可能性など、「羽田空港機能強化に係る環境影響等に配慮した方策」と新宿区民への影響について、分かりやすさに一層の工夫を凝らし、更なる丁寧な説明が尽くされること。

私も他会派の議員と意見交換をさせていただくこともありましたし、新宿区議会一丸となって丁寧に取り組んできたテーマの一つです。
新ルートの実現が近づいてくるにつれ、区民のみなさまの関心も高まってくると思います。
引き続き、情報発信にも取り組んでまいります。

それでは本日はこの辺で。

ABOUTこの記事をかいた人

伊藤 陽平

新宿区議会議員(無所属) / 1987年生まれ / 早稲田大学招聘研究員 / グリーンバード新宿チームリーダー / Code for Shinjuku代表 / JPYC株式会社