認知症当事者の自由と区政参加推進を

こんばんは。新宿区議会議員の伊藤陽平です。

基礎自治体の重要な仕事は、高齢者福祉です。
区議会議員としてご相談をいただく機会も増えています。

今後の課題は、認知症と向き合うことです。
ご家族の負担を軽減することはもちろん必要です。
さらに、当事者が可能な限り自由な状態にあることが大切だと考えています。

昨年の介護体験では、施設で認知症の方と接する機会がありました。
しかし、今年に入って大叔母が認知症になりました。
面会をしても私たちのこともわからなくなってきた状態で、より身近な問題に感じるようになりました。

本日は、認知症に関する勉強会に出席をさせていただきました。
まず、支援のあり方について歴史的な経緯を学ばせていただきました。
1960年頃には、身体拘束や薬で抑えることが支援だと考えられていた時代もあったそうです。
しかし、昨今では本人が主体となり意思を尊重することに重点が行われるようになりました。
一方的な支援をするのではなく、地域社会で人と関わりながら暮らしていただくためにも基礎自治体の役割は大きいです。

区政においても認知症当事者の声を取り入れることが大切です。
御坊市では、当事者により条例づくりが行われています。

認知症支援で御坊発「本人視点」条例制定へ 〈2018年5月10日〉 – 紀州新聞 THE KISYU SIMBUN ONLINE

1期目に重点的に取り組んだ若者の区政参加のように、認知症当事者と政策を進められるよう区議会で取り組みます。

私のテーマカラーであるオレンジは、認知症に関するカラーでもあります。
認知症施策推進総合戦略は、「新オレンジプラン」と呼ばれ、認知症サポーター養成講座を受講し、オレンジリングもいただきました。

高齢者福祉に関するご相談をいただくこともありますが、現場へ足を運び、理解を深めて活動に取り組みます。

それでは本日はこの辺で。

ABOUTこの記事をかいた人

伊藤 陽平

新宿区議会議員(無所属) / 1987年生まれ / 早稲田大学招聘研究員 / グリーンバード新宿チームリーダー / Code for Shinjuku代表 / JPYC株式会社