GIGAスクールは、まずキーボードでカツ!

こんばんは。新宿区議会議員の伊藤陽平です。

GIGAスクール端末について質問しました。
予算特別委員会で端末更新について質疑させていただきましたが、今年度の6月、7月ごろに入札が行われるとご答弁いただきました。その際に共同調達についても伺いました。

先月、GIGAスクール端末の勉強会に参加しました。画面上で渡辺清人議員のお姿も拝見しましたが、このテーマに関心を持つ自治体関係者が多いことがわかりました。

OSの選定については特に重要です。現在、最もシェアが多いのはGoogleのChromeOSで、そしてMicrosoftのWindows OS、AppleのiPadOSが続いています。
新宿区のようにWindows OSを採用すれば、大人と同じ環境で学べる強みがあります。
Chrome OSは安価な端末でも起動が早いという強みがあります。iPad OSはタブレット特化で完成度が高い点が魅力です。

キーボードの有無も重要なポイントです。
質問の一部もAIを活用しながらスマホで書きましたし、確かにフリック入力でも仕事はできるようになってきました。
しかし、私自身も日商簿記検定をコンピュータで受験した際にキーボードを使用し、今後は司法試験もコンピュータ形式になります。
キーボードがないとタイピングスキルが身につかず、テキストプログラミングなどの発展的な学習にも挑戦しづらくなり、影響は大きいです。学校現場で端末をどのように活かすのか、方針を考えることも大切です。

以下、質問と答弁です。

伊藤 調達のスケジュールおよび共同調達の検討状況について教えてください。OSの選定に関する考え方と、その選定に向けた方向性をお聞かせください。

教育委員会事務局次長 タブレット端末等の調達スケジュール及び共同調達の検討状況についてのお尋ねです。
タブレット端末の入札については、6月から7月を予定していたところですが、新機種の開発動向やネットワーク環境などの検討を重ねていく中で、9月ごろまで選定の期間を延長し、その後リース契約の入札を行う方向で考えています。
共同調達の検討状況については、東京都教育委員会が設置する東京都GIGAスクール推進協議会における共同調達に関する部会に参加し、協議を行っているところです。
教育委員会では、児童・生徒がタブレット端末を活用し、より充実した学習をすることができるよう、他区市町村の動向や学校の要望なども踏まえ、検討を進めてまいります。

次に、タブレット端末のOS 選定に関する考え方及びその選定に向けた方向性についてです。
教育委員会では、現在、普通学級用に Windows OS、時別支援学級及び特別支援学校用に iOS をそれぞれ導入しています。
現在使用しているタブレット端末は Windows OSには、タブレット端末と同時に導入した学習用ソフトウェアの機能を有効に活用できるという強みが、iOSには直感的な操作性を備えているという強みがあり導入致しました。今回の更新機器のOSの選定にあたってはそれぞれのOSの強みを比較検討する必要があると認識しています。
また、選定にあたっては、学校現場の意見を反映できる方法で、利用する児童・生徒の学習や一人ひとりの状況及び時代に即したOS が選定できるように取り組んでまいります。

共同調達については、経過について伺うことができましたが、ノウハウを活かすことが大切だと考えています。
直接的に質問をしたわけではありませんが、他自治体のようにキーボードがなくなってしまう可能性もあるので、念のため発言をしました。

引き続き学校におけるDXを推進します。

それでは本日はこの辺で。

ABOUTこの記事をかいた人

伊藤 陽平

新宿区議会議員(無所属) / 1987年生まれ / 早稲田大学招聘研究員 / グリーンバード新宿チームリーダー / Code for Shinjuku代表 / JPYC株式会社