【1/13人】新宿区でもLGBT(同性パートナー)を当たり前に

本日はグリーンバード歌舞伎町の立ち上げメンバーでもある杉山文野さんに
LGBT(同性パートナー)に関するお話をお伺いしてきました。

杉山さんは現在渋谷区同性パートナーシップ証明書に関するアンケートを実施されています。
このような調査は大きな説得力を持ち、社会を変えるかっかけになります。
一人でも多くの方にご協力をいただければ幸いです!

渋谷区同性パートナーシップ証明書に関するアンケート

さて、今年はLGBTについて大変話題になりました。
渋谷区、そしてアメリカのニュースでLGBTのことを知られた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
渋谷区の同性パートナー条例成立に「歴史的な一歩」「LGBT考えるきっかけに」
LGBT歓喜!アメリカ全州「同性婚」合法化!

電通の調査によると、
国内でLGBTの方は人口に対して約7.6%、13人に1人。
なんと、左利きと同じくらいの割合です!
これは決して無視できる存在ではありません。

LGBT当事者の方が差別を受けたり、
制度の問題で相対的に不利益を被っている
という状況を実感するのはなかなか難しいと思います。

EMA日本のホームページにて、
なぜ同性婚が必要か、わかりやすく解説しています。

なぜ同性婚が必要なのですか?(EMA日本)

結婚すると、同居・協力・扶助義務、守操の義務が発生すると同時に、遺産の相続権、被扶養配偶者として年金、医療、税の控除、労災補償の遺族給付などを受けられるようになります。これらの権利義務関係は、配偶者が異性である場合に限定する合理的理由がありません。憲法第14条1項が定める「法の下の平等」の観点からも、同性カップルに平等な権利義務関係を認めることが必要であると考えられます。同性カップルに結婚を認めない現状は「法の下の不平等」です。

他にも、同性カップルでは医療機関で家族として扱われず面接の制限があったり、
数えきれないほど多くの問題を抱えています。

反同性婚の意見もあり、
「LGBTは社会を乱す」
ということで渋谷区でもデモがありました。

しかし、実際に同性間でのパートナーが増えることによって、
どんなデメリットがあるのでしょうか。
LGBTの方が犯罪などの問題行動を起こすという根拠はどこにもありませんよね。

渋谷区同性パートナーシップ証明書に関する取り組みは11月からスタート。
世田谷区でもLGBTに関連した取り組みが実施されます。
2020年東京オリンピックを控えていますが、
国際都市として、環境を整えていく必要があります。
多様性を大切にしてきた新宿区が取り組まない理由はありません。

本日お伺いしたカラフルステーションは、
一般の方はもちろん、LGBTの方にも優しい配慮がされています。
Colorful Station | good aging yells. | LGBTと、いろんな人と、いっしょに。

1Fはアジアン食堂「irodori」。
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お手洗いのドア。
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子供のうちから理解をするために。
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2Fはシェアスペース「Flat」です。
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行政サービスはもちろん、学校や会社、区役所の職員など
あらゆる環境で悩んでいる方がいらっしゃると思います。

私の同世代の友人にも、LGBT当事者がいます。
その友人は勇気を持ってカミングアウトをしてくれました。
もはや今の若い世代では当たり前のことになりつつあるのではと思います。

杉山さんも含め、顔が見える新宿区民のご意見をお伺いさせていただき、
新宿区における課題の解決につなげていきます。
皆様からもお気軽にご意見、ご感想、ご指導をいただければ幸いです。

それでは本日はこの辺で。

ABOUTこの記事をかいた人

伊藤 陽平

新宿区議会議員(無所属) / 1987年生まれ / 早稲田大学招聘研究員 / グリーンバード新宿チームリーダー / Code for Shinjuku代表 / JPYC株式会社