人工知能(音声認識)が言語や障がいの壁をなくす。行政が担う福祉も変わる。

こんばんは。新宿区議会議員の伊藤陽平です。

本日は、データシティ勉強会でした。
講師は、Code for Nerimaの青木秀仁さんにお願いしました。

UDトークについては、何度もご紹介させていただきましたが、音声認識による字幕アプリです。

UDトーク | コミュニケーション支援・会話の見える化アプリ

区議会議員になってから、聴覚障がいをお持ちの方とコミュニケーションを取らせていただく機会が増え、UDトークを利用をさせていただくことになりました。
音声を文字にしたり、キーボードで打った文字を読み上げることができるため、重宝しています。
UDトークを活用して、聴覚障がいと視覚障がいをお持ちの方が、当事者のみでコミュニケーションをとった事例もあるようです。

また、ゴーグルを着用した事例もご紹介いただきました。
こんな感じで、現実世界に字幕を付け足すことができます。

他にも、発達障害をお持ちの方には耳からの情報が頭に残らない場合もあります。
文字にすることで、情報を得ることができるようになりますし、教育現場でも活用できるのではないかと思います。

人工知能の中でも、音声認識は実用的です。
同じく、画像や映像の処理についても、人工知能によって新たなサービスが生まれています。
例えば、映像から人の動作を検知して文字にする仕組みをブログでご紹介させていただいたことがありましたが、手話を自動的に文字や音声に変換することが実現するかもしれません。

現在は、要約筆記や手話通訳に対する支援を行っていてますし、大切な事業です。
今後はコンピュータも含めたあらゆるコミュニケーション手段に対する支援へと移行することが望ましいと考えています。
さらに、フリーミアムモデルのUDトークも一部の機能は無料です。
行政が福祉を担う際にも、どこを対応すれば効率的かの判断が必要です。

他にも、Code for Nerimaの取り組みについてもご紹介いただきました。
オープンデータも活用されています。

福祉分野にもテクノロジーが活用されています。
これまでは、手話通訳や要約筆記など、専門的なスキルが求められていました。
UDトークのようなサービスが、障がいをお持ちの方のコミュニケーションのハードルを下げることになります。

本日も、新宿区職員の方にご参加をいただきました。
Code for Shinjukuを通じて、新たな取り組みを新宿区で広めてまいります。

それでは本日はこの辺で。

ABOUTこの記事をかいた人

伊藤 陽平

新宿区議会議員(無所属) / 1987年生まれ / 早稲田大学招聘研究員 / グリーンバード新宿チームリーダー / Code for Shinjuku代表 / JPYC株式会社